英国(2005年5月17日~5月27日)(その2)
バース(世界遺産)
英国では7つの世界遺産を見せて貰ったが、予想をしていたより素晴らしかったのは、このバースだった。ローマ時代の大浴場で2000年前広大な帝国の都市には浴場が設けられたという。Bath(お風呂)の語源はここからと聞いていたので、大衆浴場(日本の銭湯)の倍位の大きさかと想像していたので余りに立派で驚いた。ローマ帝国や、ローマ・カソリックの強大な力を感じずにはいられない。天井やステンドグラスや、建物の外壁に施された装飾のデリケートさ、各地から訪れる敬虔なクリスチャンが旅の疲れを癒し、病の人はそこで心身ともに病を治して、それぞれの地へ帰ったことだろう。
※ローマン・バス
イギリスがまだローマ帝国の支配下にあった頃ローマの人たちはサウナ・プールのある大浴場をバースに建て女神Minerva の地として美しい宮殿を立てた。長いこと埋もれていて19世紀末にイギリス人により掘り起こされたと言われている。現在はローマン・バス・ミュージアム。正面の建物両側に天を目指して聖者が階段を登っている。ガイドさんにこれは必ず見て置いてくださいと言われていたが実に凄いものだった。
※ローマンバス正面玄関
バースではハプニングに見舞われた。館内はガイドの説明の後、それぞれに自由に見て回ることになり、イヤホン・ガイド器具を借りて、丁寧に説明を聞きながら回ったのは良かったが、サービス・センターに返してからショッピングセンターに行くつもりが肩に下げたまま出ようとしたら、「ビッー・ビッー・ビッー・・・・・」と凄い音。警備員が飛んできて早口で何か言われたが、音に驚いてさらに大きな身の丈の男性に囲まれてビックリしてしまった。「Pardon?」と私。聞き取れなかったらしくて、オフィスまで連れて行かれた。バーコード読み取らせてクリア・・・・・・・。一件落着。
ロイヤル・クレッセント
18世紀のタウン・ハウス。三日月の形をしたロイヤル・クレッセントをみた。写真右端のNO1・ロイヤルにはどんな人が住んでいるのだろうか?貴族か果てしないお金持ち・・・?