「アートリップ」久しぶりの東京です。ここ何回かのアートリップの掲載は地方で観に行けませんでしたが、今回は豊洲駅前のアートでした。2018年9月14日に天王洲アイル駅の近くの「Work2012(三島喜美代作)」を観に行って以来でした。目黒駅から三田線で大門へ大江戸線に乗り換えて豊洲まで、交通の便の良い場所でした。築地市場から豊洲市場に移転するのにいろんな問題がでて長引いて落ち着くまで時間がかかりましたが、落ち着いたら豊洲へ行こうと皆で話していたのに結局今まで実行に移せてませんでした。
豊洲駅前のオフィスビル「豊洲フォレシア」の前にあるトルクベンチです。現代美術家の中村哲也さんの作品です。今にも進みそうな車輪の付いたカラフルなベンチです。「なぜ車輪?という疑問から豊洲の歴史をたどって貰えたら」そして「これ座っていいの?という違和感を感じて欲しい」と作者は話しています。この豊洲地区は隅田川河口を埋め立てて誕生した街。東京石川島造船所(IHI)が工場を新設したのを機に造船業・エネルギー産業の工業地帯として発展、造船所は閉鎖されましたが、その歴史を後世に伝えて行こうと街つくり協議会の主導で産業遺構を使ったアートを各所に配置したという事です。
とても素敵な街でした。駅前の広々としたスペース、街並みの美しさ、道路の広さ・・・・。2020オリンピックの為の工事も進んでいて完成したらまた一段と素晴らしい町が出来るのでしょうね。もう少し涼しくなったらゆっくり来てみたいと思いました。
駅前の乗降口にレンタルシェア・バイクがこれで街を走っても良いかも・・・。