昨年のコンベンションンの帰路、姫路に途中下車をしました。平成の大修理後の世界遺産「白鷺城」を観る為でした。大阪万博の年に子供たちを連れて見学して以来でお化粧直しのお城に期待しました。時間もたっぷりあったのでくまなく見て廻りました。白鷺城の名前の通り美しいお城でした(その時のことは2017年3゚月28日ブログにUPしています)。その時に頂いたパンフレットの中に千姫に関するものもあり「全国の千姫ゆかりの場所を訪ねて」に小石川の伝通院が載っていました。近い所にあるのでいつか訪れたいと思いながらなかなか実現しなかったのですが、ようやく行って来ました。思い立って一年ぶりに・・・・。
千姫は徳川家康と浅井長政の孫、豊臣秀吉の息子(秀頼)と結婚して7歳の時に大坂城へ、大阪冬の陣で燃え盛るお城から父秀忠に自分一人救い出されますが、夫の助命嘆願はかなわず婚家の豊臣家は滅亡し失意に沈む中、本多忠刻と出会い再婚して姫路城に移り住みます。傷心の千姫を大切に扱い、眉目秀麗の忠刻と美しい千姫の仲睦まじいドラマチックエピソードはたくさんあって、夫の死後30歳の時に江戸の徳川家に戻り、出家して戦国の波乱に満ちた生涯を閉じました。その千姫のお墓が小石川の伝通院にあるのです。
徳川家が厚く帰依した伝通院は千姫をはじめ、家康の生母(おだいの方)や徳川家ゆかりの女性の墓が多数ありました。女性たちのお墓がこんなに立派なのを今まで観たことがなかったので少し驚きでした。3代家光、4代家綱のよき相談相手として一族を支えたといわれていますのできっと賢い女性だったのですね。
凄くいいお天気でしたが、気温は低く、墓地内の日陰は霜柱がお昼過ぎなのに融けていないで珍しいのでスマホに収めて来ました。