通っている美容室の先生が「Nさんの年代ではグレース・ケリーがお好きでしょう?」と突然の質問でした。「そうですね。若い頃好きだった女優さんの一人ですよ」と答えました。「婦人画報が今月の特集でグレース・ケリー組んでいますよ」って本屋さんから届いたばかりの本を手元に持って来てくれました。
ハリウッドで女優として一番輝いていた時にモナコ公国のレーニエ大公へ嫁いだ女性でそのラブ・ロマンスにはあの頃はその話題で持ち切りでしたね。中学生?高校生位だったのかな?雑誌のグラビアで観る彼女は、それはそれは美しかったです。同時代のマリリン・モンローの明るさを前面に出した美貌とは対照的に気品に満ちたCOOL BEATY と賛美されていましたが、私はモンローのセクシーさはちょっと苦手でグレース・ケリーは大好きでした。22歳でハリウッドデビュー、とても不器用な女優と言われながら「真昼の決闘」や「ダイヤルMをまわせ」「成金泥棒」「裏窓」などに出演しました。4作品すべて若い頃観ています。「エレガンス」と「知性」をもった女優さんは他に例を見ないような気がしますが・・・・。暫く忘れておりましたが思い出しましたね。
ナポリ公国に嫁ぎ、国王の愛情に恵まれ、子供たちにも恵まれお幸せの絶頂時に別荘からモナコの王宮にかえる途中、自らハンドルを握ったローバーを運転中に途中、脳梗塞を発症してそのまま、40メールの崖を転落して、帰らぬ人となりました。享年52歳若すぎる突然の死でしたね。
レーニエ公と結婚式の写真です。昔、溜息をつくほど美しいと思った写真が今回の展覧会のポスターになっていました。他にもたくさんの写真、実際に着用したドレスや帽子や靴が展示されていて存分に楽しみました。