パルム街に本屋さんが3軒ありますが、その中で私の行きつけの本屋さんが閉店しました。
昨日の夕方たまたま店の前を通りましたら「閉店セール」「本日最終日」「5冊まとめて500円」「単行本は一冊50円」などのビラが貼られていました。お店半分の棚には殆ど本はもうなくて、売れ残りのちょっと古ぼけた百科事典や文学全集がビニール紐で束ねられて考えられないお値段(まとめて1000円とか)が付けられて売られていました。
棚に残っていた本の中から6冊を選んで買い求めて来ました。私の知る限りでは45年以上続いている本屋さんでした。いつもの店主でない人が(多分息子さんのような気がします)「5冊500円だけれど一冊はおまけしてあげるよ」と言われ、遠慮しながらも随分徳をした嬉しい気持ちで会計を済ませて店を後にしました。
※6冊〆て8600円を500円でゲットです。
余計なお世話でしょうが本屋さんって儲けがあるのかしら?なんて時に思うことがあります。閉店となると経営にも苦労があったのかな~といらぬ心配をしてしまいますが、時々店頭にない本をお願いすることもありましたが、親切にあちらこちらへ電話で問い合わせてくれたりして一冊の本の為に時間を割いて下さるちょっと目には気難しそうな、でも親切な優しい店主でした。レジに座っていた人のお話では「後を借りる人が何の商売をするかまだわからないのですよ」と話していました。
それに「シグマ書房」と言うお店の名前の由来聞いたこともなかったけれど・・・。シグマはギリシャ文字(伝統的な配列は18番目)だけれど何か、どんな関係あるのかなぁ~なんて考えながら帰りました。もう優しい店主に命名の理由を聞く機会もあろうはずもありませんが・・・・。