ペルー(2007年5月23日~6月1日)(その7)
パンナム道路(1923年第5回米州国際会議で最初に提唱された)(48000Km)の砂漠地帯をひたすら走ります。世界一長い道路・アメリカ大陸南北を貫く幹線道路。南北アメリカ大陸15の国を結ぶ幹線道路網です。行けども行けども砂漠・砂漠・砂漠・・。時折不法占拠して建てた家がつづきます。首都リマから南450Kmに位置し、太平洋岸の広大な砂漠地帯にナスカはあります。
※砂漠に不法占拠の家。
オアシスのホテル
砂漠をひたすらに走り、高速道路の両端に少しずつ緑が増えてきたかと思うと、オアシスの町になります。急に賑やかになります。オアシスのホテルで一休みをしてからナスカを目指しました。
※オアシスのホテルのロビー
※生のお花が一杯に飾られていました。
ナスカの地上絵(世界遺産)
1939年6月22日考古学者ポール・コソック博士により発見され、ドイツ人の数学者マリア・ライヘ博士が地上絵の魅力に取り付かれその調査と保存の為に生涯を捧げたそうです。異国の砂漠でにたった一人で来る日も来る日も不毛な砂漠に足を運ぶ彼女をいつしか土地の人は「マドレ・バンバー」(大平原の母)呼ぶようになったそうです。1998年95歳でこの世を去るまでナスカにとどまり、地上絵の重要性を訴え続けたとのことでした。
※マドレバンバーの晩年の肖像画
BC100~800年頃海岸から80kmほどの乾燥地帯で栄えていた謎の地上絵で知られるナスカ文明。広大な大平原に直線・三角形の図形・動物・魚・虫・植物などの絵が描かれています。セスナ機にTさん・Mさん・私の三人で乗り込み高度300メートル上空を飛行です。「鯨」・「犬」・「猿」・「コンドル」・「手」・「木」・「蜘蛛」・「ハミングバード(ハチ鳥)」・「宇宙人」・「オウム」パイロットの日本語の説明で確認できました。殆どの地上絵を確認することができました。(残念ながら一つ「トライアングル」はわかりませんでしたが・・・)
地上絵とは関係ありませんが、セスナ機のパイロットの若くて素敵なこと。左右の旋回もお陰で酔わずにすみました(笑)。
※「どうです!!格好いいでしょう・・・?」
※ナスカ地上絵搭乗証明書。
1939年ポール・コソック博士が発見して以来、今でも謎に包まれている部分が多いと思います。誰がなんの為に作ったのか(描いたのか?)現在の所の解釈は
1) 天体観測よって考え出した星座を表現した説
2) 土着信仰に基づく精霊や神格化した動物を表現した説 が有力とのことですが、何千年も雨が降らない不毛の大地に描かれた古代人の信仰と知性の芸術の結晶・・・。何を伝えたかったのか?何をメッセージとして残したかったのか?
♡♡♡♡♡ ロマン ♡♡♡♡♡ですね。