トリノ冬季オリンピックは、なかなか盛り上がりがなかった。寝不足が続くのかと思いきやそれもなくて14日目を迎えた。やっと今日、フィギュア女子で日本選手初のメダルが出た。それも大きく「金」を荒川静香が獲得した。早朝から何度も何度もチャンネルを回し同じ場面なのに見る度に感激していた。おそらく今日だけは、大勢の人たちが見ていたに違いない。
10日の開会式パバロッティが「トウーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を熱唱したが、開会式のときに歌われたその曲で滑る、それも試合の朝、変更したと解説者が言っていた。何か運命に導かれていたのか?開催国のイタリアの人たちも酔ったのだろうなと思った。
(2006年2月24日)
※表彰台の荒川静香
日にち替わって今日はエキジビション、メダリスト達が、リラックスして、お得意の技を披露した。「イナバウアー」はカウントされない技で、荒川の一番のアピールポイント、そこで唯一観衆の声が聴けて気持ちがいいと、メデアに彼女自身は語っていた。演出なし、制限なし、得点なし、ほんとに自由に自分の思いのたけを氷の上に乗せて荒川の滑りは、美しかった。(2006年2月25日)
※荒川静香の新聞記事