都美術館で開かれているモネ展へ行って来ました。
印象派の巨匠として一番の人気を誇るモネですが、モネが86歳で亡くなるまで手元に残した作品がマルモッタン美術館からやって来ました。展覧会の後半の特別出展「ヨーロッパ橋、サン・ラザール駅」が一番の目当てです。人気の展覧会ですからきっと混んで居ると予想していましたが、そうでもなく「待ち時間0分」ラッキーでした。最近は金曜日の夜8時まで延長の日に観に行くことにしています。
展覧会では入り口で展示リストを戴いて順路に従って見て回りますが、時には混んで居るところは外してまた戻って見直したりします。図録は必ず買いますので家でゆっくり紐解きます。「家族の肖像」→「収集家としてのモネ」→「若き日のモネ」→「マルモッタン美術館の印象派コレクションの誕生」→「ジベルニーの庭」→「最晩年の作品」迄時間をかけて見終わりました。
姉とパリへ行ったのは2008年でしたから7年も前の事になりました。フランスへの旅ではパリ在住の甥夫妻からどんなふうに過ごしたいかと希望を聞かれ、オペラ座でオペラを鑑賞すること・モネの庭を見ることと答えました。モネの庭(ジベルニー)は姉と別行動となりましたが、すごく感動的でした。その上に日本では見られない「浮世絵」のコレクションがモネの書斎の壁に沢山張ってあったことや、庭に太鼓橋や日本的な花が沢山植えられていたことでした。モネは日本の文化贔屓だったらしいですね。モネ財団のお蔭でモネの造った庭はそのままよく手入れがされていました。
今回の展覧会では「睡蓮」が8点ほどありましたが、私はなんと言ってもオランジュリー美術館の「睡蓮」が一番で忘れられません。