2007年7月ユネスコの世界遺産に登録された石見銀山へ行ってきました。梅雨の時期なので雨は覚悟していましたが、それでも少しの晴れ間を期待しながら・・・・。残念ながら旅行中ずっと雨でした。「弁当を持たなくても傘を忘れるな」というくらい一年中雨の多い地域というのですから仕方がないですね。
※「神話の国」出雲空港が石見銀山の玄関口。
世界遺産に指定されたのが5年前ですがなかなか出かける機会に恵まれずやっと実現と喜んだのですが、この雨に祟られてしまいました。お天気なら世界遺産センターで少しガイドさんから石見銀山のことについて教えていただいてから龍源寺間歩を歩いて見学の予定にしていました。この間歩は一般に公開されている間歩で通り抜けができるそうです。間歩とは銀鉱石を採掘するための坑道のことですが調査では600の間歩が確認されているとのことでした。ひどい雨の為に取り止めにしました。とても残念でした。
世界遺産センターではガイドさんにレクチャーを受けました。知らないことが多く大変勉強になりました。大航海時代の16世紀世界で流通した銀のおよそ三分の一が日本の銀でありさらにそのほとんどが石見銀山で産出されたものであったいいます。小さな山間の村に当時20万人の人が住んでいたとガイドさんが説明をしてくれました。
間歩を歩かない代わりに銀山で栄えた町、大森の街並みを土砂降りの中を歩きました。
熊谷家
大森に残る最大の商家建築の熊谷家は町役人や代官所の御用商人・掛や郷宿など様々な役割を果たしていたそうです。裕福な生活が分かります。