旅の初日のホテルはなかなか眠れないのがいつものことですが、目覚ましのチャイムの前に起き出しました。Yさんと朝食の約束の時間にロビー階のレストランへ・・・。朝食の後、世界遺産の街・チェスキー・クロムロフへ向かいます。
チェスキー・クロムロフ
オーストリアの首都ウィーンより270km長閑な草原をひた走りです。途中の休憩でメランジェを頂きました。日本でいうカプチーノの感じです。カップを記念にサービスしてくれますよとTDのお話でしたが、しっかりお会計に入っていました。
※上段左・・・巣箱から取り出し木枠のままの蜂蜜は珍しかったです。
バスで約4時間50分(昨夜の寝不足分をバス移動で少し取り戻しました)世界で一番美しいといわれている街チェスキー・クロムロフに期待で胸が高鳴ります。
バスを降りてポスト・オフイス?の様な所で両替を済ませてからレストラン(PENZION)でチェコの郷土料理の昼食を取りました。チェコとゆうとチェコビールを思い浮かべます。チェコビールの美味しさは世界的に有名です。特にピルスナーはチェコのプルゼニュで造られているビールが元祖と言われています。お料理の事は不勉強でしたが、お相席の「新婚さん」(ご夫妻で参加は一組でして何時の間にニックネームになりました)地球の歩き方に載っていたというチェコの郷土料理「クネドリーキ」を教えて頂きました。小麦粉をベースにジャガイモを加えて練り上げ茹で上げたものです。日本でいうとすいとんの味に似ているでしょうか?グヤーシユ(煮込んだシチュウ)を付けていただきます。私達のテーブルでは不評で殆どの方は残しておられましたが異文化との触れあいは旅の大事な要素なので食文化として一切れ戴いてみましたが・・・・。添物のキャベツの酢付け(ザワークラウト)はあっさりしていて美味しかったです。
お腹ごしらえをしてさぁ~!! 市内観光のスタートです。チェスキー・クロムロフはオーストリアとの国境近くにある町で、大きく屈曲するヴォルダウ河(モルダウ)に抱かれた旧市街は中世の雰囲気をそのままに残しており世界で最も美しい町といわれ1922年に世界遺産に登録されています。
旧市街を見下ろす崖の上に立つ、チェスキー・クロムロフ城は13世紀にヴェートコフ家の居城として建てられその後幾度も増改築が繰り返されて現在の形になったと言います。ゴシック・ルネサンス・バラック建築がまじりあった複合建築で、ボヘミア地方ではプラハ城に次ぐ規模だそうです。お城と街並みの調和の素晴らしさ、中世をそのまま残した美しい町でした。
お城の塔からの眺望
塔の中に入り急勾配で細い階段をロープや階段の手摺を頼りに一番上まで登りました。視界が開けたチェスキー・クロムロフの町の眺めはとても、とても美しく目を奪われました。ここはオプションでしたが、登って本当に良かった。もう少し眺めていたかった。まさしく「時の止まった町」の形容がぴったりでした。
※チケット30チェコ・コルナ。
石橋は四重のアーチ
チェスキー・クロムロフ城でとても印象的であったのは4重アーチの石橋でした。すぐにデジカメに収めましたが、後で調べましたら第4と第5の庭を結ぶ橋でした。本当は4重アーチの石橋でなくて、二階橋と言う事でした。今回は出掛けるまで忙しく下調べもせずにスタートした旅でしたが観光の初日に心惹かれてシャッターを押したこの橋が旅行のパンフレットに必ず使用されると有名な石橋と聞いて私の着眼もまんざらでないと・・・・(笑)。TDさんの説明ではお城には全体で1~5までの中庭があり石橋で繋がっていると説明がありました。
エゴン・シーレ美術館
旧市街西側のヴォルダウ川沿いの道から一本入った所に20世紀初頭にウィーンで活躍したエゴン・シーレの美術館がありました。ガイドさんの説明に慌ててデジカメのシャッターを押しました。随分遠景になってしまいました。エゴン・シーレはこの街を愛し、この町の風景を描いた絵を数多く残しているそうです。画家エゴン・シーレの登場する五木寛之の小説があったなぁ~と思いながらそのタイトルも思い出せないままでしたが芸術家にとって才能は勿論ですが、それを取り巻く自然環境も大事であったのだという事を考えながら遠景の美術館を通過しました。
今日のホテル
CROWNE PLAZA PRAGUE
アイロンやバスローブもついていて広さも十分、ツイン・ルームを一人で使う贅沢を味わっています。ホテルも当たり外れもあるので今の所ラッキーです。