松屋銀座店で開かれている展覧会へ行って来ました。旅行前にカラーリングの為に出掛けた美容室で先生に招待券を頂いておりましたが、旅行から帰ってから色々と忙しくて観に行く日もなくとうとう最終日になり、今日になって慌てて行って来ました。
今年が観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年だそうです。26代にわたり受け継いできた観世宗家が所蔵してきた貴重な歴史的な資料や能面、装束など130点が展示されておりました。
世阿弥の書き残した「風姿花伝」は言葉によって芸道の精神や舞台演出、演技者の心得など後世に伝えたものですが、「初心、忘れるべからず」「秘すれば花」など有名な言葉はこの「風姿花伝」からのものです。大分昔に茶華道のお稽古に入った時に折りに触れ読んだ事のある本でしたが、今でも心に残る言葉が沢山心に残っています。
私だけかもしれませんが、古典芸能の中で一番とっつきにくいのが「能狂言」ではないでしょうか?
そして午後は、東京都保健局生活福祉部が計画して下さった人権についての研修会に参加して来ました。第Ⅰ部は少し退屈してしまいましたが(不謹慎ですね。反省します)、休憩を挟んで第Ⅱ部の「高齢者の権利擁護」についての川端伸子先生の研修はとても分かりやすくてあっという間の1時間半でした。高齢期にみられる特徴から始まった講演は地域の高齢者や独居老人への見守りへのヒントではなく、自分自身がまさしくこの年齢に近付いているので他人事ではありませんでした。
※会場は中野ZEROホール。研修を終わってから懐かしいサン・プラザの辺りからアーケード街散歩して帰りました。
高齢期にみられるさまざまな喪失感・権利意識の未成熟・認知機能・判断力低下がもたらすもの・消費者被害・・・・etc.地域の高齢者の為に、自分自身の為にテキストは何度もじっくり読みたいと考えています。