ヴェリコ・タルノブから約3時間半のドライブでルーマニアの首都ブカレストに着きました。バルカンの小パリと言われているブカレスト市内観光。
国民の館
チャウシェスクによる独裁政治を象徴する巨大な宮殿。床面積は33万平方メートルアメリカのペンタゴンにつづいて第2位の広さ。部屋数は3100以上と桁はずれで、ルーマニア人建築家の設計で建築資材もすべて国内から調達されたそうです。1984年建設がスタートして1989年にチャウシェスクが処刑された時にはほぼ完成間近だったそうです。遠くに離れないと全景を納められない大きな館でその存在感に圧倒されました。
凱旋門
※凱旋門に続く道の街路樹。柔らかな緑がとても美しかった。
市内中心部にあるビクトリア広場から伸びるキセレフ通りの途中にある。第一世界大戦の勝利を記念して1919年に建てられたもの。高さ27メートル。パリの凱旋門よりわずかに小さく最初は木製だったものを1930年現在の石造りのものに改修したとのこと。
※ブカレスト市内。
※音楽堂。
大主教教会
ギリシャ正教の教会。敷地内にルーマニア正教の大教主の住居があるのでこの名前で呼ばれている。11世紀の聖人の遺体と言われている聖体(ミイラ)が安置されているそうです。
教会内は信者さんが大勢集まってお祈りの順番を待っておりました。ガイドさんのお話しでイースター祭最後の行事で教会でお水を戴く日だそうです。大きなポリタンクの蛇口から貰っていました。こんな行事に出会えて運が良かったツーリストでした。
革命広場
ブカレストの中心にある広場で街を代表するモニュメントに囲まれている。中央に建つ共和国宮殿は大統領府として使用されていました。
ランチ
ルーマニアの交通機関
※バスが走る道路に並行して線路がどこまでも続いていました。
約2時間半のドライブでシナイアへ到着。
シナイア市内観光
ブラショフから南へ約50キロの所に位置するカルパチア山中の小さな町で「カルパチア山脈の真珠」とうたわれるシナイアの町です。ブカレストに住む王侯貴族達の夏の避暑地として栄えたそうです。
シナイア僧院見学
17世紀ワラキア公カンタクジノがこの地を訪れたのを記念して建立した寺院でこのシナイアと言う町の名前になった。扉の両脇の壁・天井にびっしりとフレスコ画が見事に描かれています。
ペレシュ城
1875年カロル一世がルーマニア王室の夏の離宮として8年の歳月をかけて建てた宮殿、ルーマニアで最も華美で壮麗なお城と言われています。敷地面積3500平方メートル、建築総額1600万ルーマニアレイ(現在の110億~120億)と言われています。ルネッサンス・バロック・ロココ様式をすべて取り入れたドイツ・ルネッサンス様式で建てられています。
今日のホテル はPALACE
※ホテル内レストランで夕食。