英語でなくカタカナ語(日)、英語ではキャッチフレーズですが、新聞やテレビで見たり聞いたりして思わずテレビに向かって感心して頷いたりした経験はありませんか?
私は良く頷いています。「コロンブスの卵」で完成したものを見聞きしてから、これ位私も考えられたわ!と思ったりもするのですが、最初にフレーズを発表提供した人を凄い人だなぁ~と感心してしまいます。
「心が暖かくなる風景に今年、あといくつ出会うことができるでしょうか?」
「良い秋ですね」と言葉を交わしあえる事が、今はそれだけでうれしい気がします。
美しい紅葉の画像をバックに独特な声のナレーター(長塚京三さん)に穏やかに囁かれると「そうだ!京都に行ってみよう」という気になってしまうのは私だけでないと思います。
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先日の新聞広告に「広辞苑の中の掘り出し日本語」という永江朗さんの本の宣伝がありました。辞書の中には知らない、読めない日本語がたくさんある・・・・と。最近、私は辞書を引いたことがありません。殆どパソコンの辞書で済ませています。秋の夜長に辞書で遊んでみるのも良いかな~と、本棚の飾りものの広辞苑を引っ張り出そうかなと広告見ながら考えました。
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馥郁たる・・・・「ふくいくたる」と言う形容動詞を知ったのは(正確には馥郁という漢字がきちんと書けるようになったのは)大分大人になってからの事だったと思います。この形容動詞に続く次の名詞には「金木犀」が一番似合う気が私はしているのですが、皆さんはどうでしょうか??大抵のたとえには馥郁たる梅の香り・馥郁たる薔薇の香りと金木犀を例に挙げているのを余り見かけないのですが、私は「木犀の香り」を挙たいとずっと思っています。
今、ちょうど木犀の季節、この木犀の香りが何処からともなく漂って来て・・・深まりゆく秋ですね。