ちょうど一カ月前(2月21日)に中国より来日したジャイアント・パンダの日本での名前が決まりました。雄がリーリー(力力)、雌はシンシン(真真)だそうです。2頭ともに落ち着いて食欲もあり一般公開に備えているらしいです。またひとつ上野へ行く楽しみが増えたかな?
もう7年も前の事に成りましたが2004年に中国を旅した時に四川省のパンダ基地を訪れたことがありました。本当に可愛かったです。動物園で2頭だけのパンダを見ていた時と違って、自然に近い状態で広大な場所で多くさんのパンダがのんびりゆったり遊んでいる基地なのです。あの頃のパンダは(今でもそうかもしれませんが・・・)中国では国宝扱いと現地ガイドが教えてくれました。写真に一緒に納まって貰うのも、その日のパンダの体調次第とかで当日朝まで心配したことを思い出します。
記念撮影は出来ましたが対面までに大変長い時間待たされて、手足を消毒することは勿論のこと消毒のミスト・シャワーを浴びて靴カバーを履いての対面でした。人間のモデルよりも高いモデル料ですよってガイドさんに云われましたがやはり一緒に収まりたくて支払ってカメラに収まりました。抱っこしたい人はさらにお金を支払ってカメラに収まっていました。
愛嬌があってとっても可愛いパンダでした。私が旅をしてから4年後の2008年5月12日、中国四川省を襲った大地震でこのパンダ基地も成都の町も大部分が崩壊しました。パンダ絶滅の危機と報道された地震当時の新聞記事を思い出します。(でも日本に大切なパンダを貸してくれるということは絶滅の危機をいくらかは乗り越えたと云う事なのでしょうか?)
私は自然からいろんなものを戴いて感動したり、勇気づけられたり、傷ついた心を癒されたりしてそれを明日へのエネルギーにしています。それは空だったり、海だったり、頬をなでる風だったり、小さなお花達だったり、動物だったりします。
そんな優しいやさしい自然が千年に一回位は「恐怖」を連れてくることを今回の地震で知らされました。複雑なプレートの上に造られている日本に地震や津波は防ぎようもない自然災害ですが、美しくて優しい日本(東北・関東)の復興が一日でも早く前に進めるように・・・・お祈りしています。
(災害から11日目)