義母が体調を崩した6月初めから、いつもは一人で出掛けていたお散歩を私も付き合うことになりました。幸いに近くに都立林試の森公園があって東門入り口までは数分で行ける距離なのでとても助かります。そこから休憩しながら園内で1時間ほど時を過ごして帰ります。
昨日は台風の影響の雨で中止。今日はいつもより5分ほど遅れて家を出ましたがいつも会うMさん、K・Kコンビにも合うことが出来て少し立ち話をしました。義母が一番年長ですが皆さんはカラオケ教室や折り紙教室などに通っておられるそうで、義母にも少し元気を分けて戴きたいと思いました。
今日はいつものコースにすこしだけ先に足を伸ばして「ふれあいの広場」まで行ってきました。
その帰り道の事です。夏が始まる頃に咲き始める山吹の花がこの時期に一輪だけ咲いていました。「狂い咲き」と表現するのはちょっと可哀想で「遅れ花」とでもいっておきましょうか?義母を導いて花を見せ私はカメラに収めました。その時義母の口から「七重八重花は咲けども山吹のみひとつだになきぞ悲しき」と和歌がすらすらっと・・・。それに加えて大田道灌のその和歌にまつわるお話やら、「蓑」と「身」が掛け言葉に成っているのよね。なんて学生時代の古典の授業と間違いない解釈が出て来たりして驚いてしまいました。
認知症の症状が日に日にエスカレートしてショックだったり悲しかったりしているのにこの頭の冴え方?なのです。昔、記憶したことは鮮明に思い出されるけれど最近のものは難しいというのが認知症の特徴らしいのですがこれからどうなっていくのでしょうか?
この前の散歩の時より彼岸花も大ぶりになり林のあちこちに咲いていました。台風一過の公園は澄みきった青空・空気が澄んで森林浴で美味しいオゾンをたくさん吸って気持ちが明るくなります。殆ど義母に時間を取られて切ないことも度度ですが、いいことも一杯あると前向き♪ 前向き♪♪♪