蓬平温泉の近くに「牛の角突き」で有名な山古志村があります。この山古志村も中越地震では「震度6強」に見舞われて全ての道路が寸断されたというニュースは記憶に残っています。山や棚田が崩落するなどの壊滅的な被害と報じられていました。崩壊した牛舎の下敷きになった牛も半数が一瞬にして命を失ったという痛ましいニュースも目にしました。
村人の伝統を守り抜こうとする熱意と全国からの暖かい支援で2009年秋に本格的に改修して新しい闘牛場が出来て「牛の角突き」が復活したそうです。国の重要無形民俗文化財に指定されている越後の「牛の角突き」は勝負づけをしないという山古志村独特のルールがあるということですが・・・。
新しくなった山古志支所から羽黒トンネルを抜けて山古志の闘牛場へ行くそうですが今年の闘牛の開催日程は5月~11月までだそうでこの時期には残念ながらやっていませんでした。
今日は地震で沈んだ村・旧木籠地区を見てから長岡に戻る事にしています。木籠地区までは雪を頂いた美しいた棚田が続いていました。
旧木籠集落は大震災の際に芋川流域で規模の大きい地滑りがあり、5か所で川道が閉塞して人家や道路が水没する甚大な被害があったそうです。当時のままに残された人家を木籠(こごも)橋から見て来ました。何とも痛ましい光景でした。