※Hさんの新潟土産です。ご主人と出かけた旅ですが「どこに行っても天・地・人なのですよ」って言っていました。
NHKテレビの大河ドラマ「天・地・人」を毎週楽しみに観ています。ほとんどテレビを見ない私も大河ドラマだけは見る事にしています。今回は尚更、故郷「越後」に縁の深いドラマだからです。上杉家の家老・直江兼続の生涯を火坂雅志さん(この方も越後出身)の原作・小松江里子さんが脚本を担当しています。殆どの大河ドラマがそうであったように今回も初めはやはり面白くなかったですが回を重ねると共にどんどん面白くなって来ています。日曜日夜、義母と私の楽しみな時間です。
兜の前立てに「愛」の一文字を掲げ戦国の世の中を駆け抜けた上杉家の家老。秀吉を魅了し家康を畏怖させた大物の兼続ですがこの人を演じる妻夫木聡そして石田三成を演じている小栗旬という若い俳優の格好の良いこと。「いい男」で~~す。日本も素敵と思える若くて「いい男」の俳優が出て来ましたね。韓流ブームでヨン様にあこがれた時代はとうに過ぎ去りました。今や日本の若者だぁ!(笑)。
先日この物語の脚本を担当した小松江里子さんの書いたものを読みました。「天・地・人」の脚本を書くに当たりテーマ二つ挙げていらっしゃいました。
一つ目は「紅葉の教え」
二つ目は「北斗の誓い」ということ。
「紅葉の教え」は紅葉を上杉の侍の生き様と重ね合わせ、紅葉して散りゆく葉は来る冬に備え幹の為に美しい葉のまま犠牲になって潔く落ちていく。幼い与六に母(田中美佐子さんが優しいお母さんを演じていました)が紅葉を前にして言い聞かせる(諭す)「紅葉のように人のために尽くす家臣になりなさい」と・・・・。この場面はもう見終わりました。回想シーンで霧が画面いっぱいに掛かっている中に美しい紅葉がはらはら散っていく・・・母が子にゆっくりと話しかける・・・とても感動的なシーンでした。
「北斗の誓い」はこれからだと思いますがどのようなシーンになるのか楽しみですが、北斗七星への信仰・・・。信仰はオーバーすぎるかもしれないけれど星座名など知らない頃から北極星だけは見つけられる幼い私もいました。不思議だなぁ~。母に教わった記憶もないのですが・・・・。心の奥深くに越後人の何か?(もしかしたらこれを信仰というのかもしれない、北極星を見つけてホッとしたり、心を落ち着けていることも多かった)、誰に教えてもらわなくても心に自然にしみついて行くものってあるのかしら?と思ったりしています。
珍しくマーケットで見つけて買ってきました。義母が大好きな生の落花生です。早速茹でておやつにしました。