東京都庭園美術館
目黒駅から歩いて数分の所にある庭園美術館は朝香宮邸として昭和8年(1933年)に建てられた建物をそのまま美術館として公開したものです。建築してから半世紀を経て新しく美術館に生まれ変わりました。
この建物の装飾様式は1920年から1930年代にかけてヨーロッパを圧巻した「アール・デコ」を現代に伝えるものとして知られています。フランス人建築家アンリ・ラバンが設計しルネ・ラリクが正面玄関のガラス・レリーフ扉を制作するなどフランスを代表するアール・デコの作家を起用したそうです。
それに内装の一部には観てはっきり分かるように日本独特のものを付け加えています。平成5年に都の指定有形文化財に指定されています。
今回は「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」(エルミタージュ美術館所蔵)の最終日に間に合わせました。毎月自然教育園へお花を見に伺うのにお隣の美術館は寄れるようでいてなかなか寄れないでいました。今日は時間の余裕もあり日本庭園・西洋庭園を見て帰りました。日曜日そして催し物の最終日とあって館内はとても混んでいました。
今回は館内撮影禁止で残念ながらルネ・ラリックの作品など撮影することができませんでした。来年の春・桜の時期には(一部の制限があるそうですが)写真撮影可能の公開があると美術部員の方からお話を伺いました。その時を楽しみに「広報」を見逃さない様にと思います。