東京国立博物館平成館で開かれていた「国宝阿修羅展」が閉幕しました。
会期中に94万人の人が訪れたと新聞に載っておりました。会期の初めごろ(4月12日)に会いに行きもう一回必ず訪れたいと心に決めながら会期終了近くには長蛇の列の写真報道が連日流れ、2時間待ちはつらいなぁ~となんとなく渋っているうちに展覧会は終わってしまいました。
※一位「モナリザ」二位「ツタンカーメン」三位「阿修羅」…・阿修羅像を除いて並んで並んで観た記憶があります。
94万人の人が酔いしれた(私もそのうちのひとりですが・・・・)とても感激した展覧会でした。
会期中は新聞の掲載や行って観てきた方の感想や朝日歌壇にも、いろんな所で幅を広げた阿修羅像の記事が紙上を賑わしてその人気が良く分りました。私のスクラップ帳も盛り沢山です。
「阿修羅像互いに見えぬ顔三つ千年の孤独にひたすら耐えて」(横浜市 竹中庸之助)
「数珠のごと行列続く阿修羅展僧衣の人も桜の下に」(町田市 冨山俊朗) の歌です。
旅立ちの法要を終えた阿修羅像は次の開催地の九州国立博物館へ旅立ちました。(7月14日より九州で開催)
「モナリザ展」でもルーブル美術館を出て他の国の美術館へ行く時には儀式があると番組で観たことがありました。「魂」を入れる「魂」を抜く・・・・それぞれの国で似たようなことが行われているのですね。
2度目にお会いできなかったので奈良へ帰られたらぜひまた興福寺でお会いしたいものです。