大森貝塚遺跡公園
大森貝塚は明治10年(1877年)アメリカ人エドワード・S・モース博士が横浜から東京へ向かう電車の中から発見したといわれています。この発掘は日本の考古学・人類学の幕開けと言われ1955年国の史跡に指定されました。JR大森駅ホームには「日本考古学発祥の地」の表示があり、庭園の中にはこの発掘に携わったモース博士の銅像があります。銅像の近くにはモース博士が自らスケッチした貝塚出土品の運搬風景がモニュメントに・・・。
貝塚の貝層
ドームに囲まれたところに貝塚の貝層標本が保存されていて貝殻が堆積している様子を実際に見ることができます(ちょっと見にくかったですが)。今から約3000年前縄文後晩期の頃にここに人が集落をつくりここで狩猟をしたりして生活していた様子がうかがわれます。
貝塚の標本見本
遺跡公園へ続くJRの地下道の壁に復元模型が埋め込まれていました(こちらはっきりと分り易いものでした)。
しばらくの間、近くの椅子に腰かけて子供たちの楽しそうに遊んでいる様子を眺めていました。今から約3000年前の子供たちも屈託なく遊びに興じていたのでしょうか?今の子供たちの様に質の良い洋服もなくスニーカーもなくても、幸せの度合いはきっと今と変わらなかったはずです。ぼんやりそんな事を考えながら子供たちに目をやっていました。
突然あちらこちらから夕餉の支度の煙が??・・・・。公園内にそれぞれに散って遊んでいた子供たちが集まって来ています。タイム・スイッチのスプリンクラーに仕掛けがありました。水が噴き出るのではなくミストが煙のように立ち込めます。ちょうど昔のご飯の支度の時の煙のように・・・。すばらしいアイデアと感心して見ていました。眺めていると薄ぼんやりしたミストの中に縄文時代の生活をイメージすることができます。(一日の仕事(狩猟)を終えた男たちが貝や魚を抱えて帰ってきます。女たちは調理にかかります。その周りを子供たちが遊んでいます)。数分でミストも晴れましたが短い時間、縄文時代にタイム・スリップでもしたかの様・・・・・。
今日も良い時間を持てて素敵だったなぁ~と・・・・。義母のデイ・サービスのお迎えはいつものことながらセーフで~~す。
そして今日の義母の作品 (6) は「紫陽花」でした。